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ヤマブキ,やまぶき(山吹)

花言葉は
「気品」「崇高」「待ちかねる」「旺盛」



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ヤマブキ

ヤマブキ

下の写真は「太田道灌が差し出された」方の、八重咲き。実をつけません。


《ヤマブキ 誕生花日付》

4月9日(反核燃の日・左官の日・大仏の日・美術展の日)
5月4日(国民の休日・ラムネの日・競艇の日・ファミリーの日・ノストラダムスの日)の誕生花

《ヤマブキ 名前の由来は?》

根本から細い枝を枝分かれさせる樹形です。
そよそよと風に枝が揺れる様子を、「山振り(ヤマブリ)」と表し、この言葉が転じて「ヤマブキ」となったと言われています。

また、鮮やかな黄色の花が「蕗(フキ)に似ていて、山に生えていることから、「山のフキ = ヤマブキ」となった・・・とも。

《ヤマブキ 花言葉の由来は?》

「気品」「崇高」・・・鮮やかな中にも、どこか品格を感じさせる色合いの花のイメージから。
「待ちかねる」・・・ヤマブキの花は、葉と一緒に開花します。葉に先駆けて花咲くソメイヨシノなどの比べると、春が深まってからの花期なので、その点を待ち遠しさとして表したもの。
「旺盛」・・・生育力が旺盛で、鮮やかな花を群れをなして咲かせる様子から。

《ヤマブキは日本原産》

日本全土に広く野生し、「シロバナヤマブキ」「キクザキ(菊咲き)ヤマブキ」など、園芸品種も作り出されています。
八重咲きは園芸品種とされており、タネができず、地下茎を伸ばして殖えていきます。

《ヤマブキは色の名前に》

この花の色は、「山吹色」という色名の由来となっています。
鮮やかですが品のある黄金色で、春の日差しによく映える色で目を惹きます。

《太田道灌の「山吹伝説」は?》


室町時代の武将、太田道灌(1432~1486)と山吹にまつわる故事があります。
狩りに出かけていた太田道灌は、突然のにわか雨に遭遇。
農家に立ち寄り、蓑(みの)を借りようとしました。
応対した女性は、無言でヤマブキの一枝を差し出しました。
その真意がわからず、太田道灌は立腹して都に戻りました。
後に、家臣から『後拾遺和歌集』に収録されている一句「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」の歌になぞらえて、貧しさゆえ蓑(実の)の持ち合わせがないことを表したものだと教わりました。
すぐに意味が理解できず、怒って立ち去った道灌は、真意を聞いて自分の無知を恥じ、和歌の勉強に励んだということです。

ちなみに、農家のあった場所は、現在の「東京都豊島区」とも「埼玉県越生市」ともされていますが、真偽は明らかになっていません。

《ヤマブキの基本情報》

バラ科 落葉低木
原産地 日本、朝鮮半島、中国
高さ 1~2メートル前後
花期 3月下旬~5月末
花色 黄色

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