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ゲッケイジュ,げっけいじゅ(月桂樹)

花言葉は
「勝利」「名誉」「栄光」
(花)「裏切り」「不信」



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ゲッケイジュ


《ゲッケイジュ 誕生花日付》

2月28日(ビスケットの日・バカヤローの日・織部の日・エッセイ記念日)
12月9日(障害者の日)の誕生花


《ゲッケイジュ 名前の由来は?》

明治時代に渡来した際に、この名前になったとされます。

「桂の木に葉が似ていること」と、この木にまつわる中国の伝説(下記参照)に基づくとされます。


《ゲッケイジュ 花言葉の由来は?》

「勝利」「名誉」「栄光」・・・この木は、ギリシャ神話の太陽神「アポロン」の象徴とされています。転じて、競技会の勝者にこの木で作った冠が授けられるようになり、勝利や名誉の象徴となっていきました。

「裏切り」「不信」・・・黄色い花の色に由来します。キリスト教では、「黄色は裏切りを象徴する色」とイメージされている側面があるからです。


《ゲッケイジュの伝説は?》

(中国編) ・・・日本名の由来に関係します

昔、中国に呉剛(ごごう)という男がいました。
呉剛は仙人になるべく、仙術の修業をしていました。
しかし、過ちを犯してしまいます。
そこで与えられた罰は、「月に生えている桂(けい)の木を刈る」というもの。

しかしこの月の桂の木、恐るべき木でした。
いくら刈っても、ほどなくして元に戻ってしまう木だったのです!
すなわち、呉剛はいつ終わるとも知れない苦役に身を投じさせられたのです。

中国では、月面に見える影の形を「桂の木」に見立てていたことからこの伝説が生まれたとされています。

正確には、日本の桂(カツラ)と、中国の桂(ケイ)の木とは別種なのですが、よく似ているため同じ字が使われています。
明治時代に月桂樹が渡来した際、葉がカツラに似ていて香りが強いことから、中国の伝説の木「月の桂(けい)の木」、の意味で月桂樹とされたようです。


(ギリシャ神話編)

太陽神アポロンは、弓矢で遊んでいた愛の神キューピッド(エロス)をからかいました。

エロスは馬鹿にされたと怒って、アポロンに向かって「恋する金の矢」を放ち、近くで川遊びをしていた娘・ダフネには反対に「自分に恋する者をはねつける鉛の矢」を放ちました。

アポロンは恋の矢の魔力で、一目でダフネに恋をし、彼女に熱烈な求愛をします。
しかしダフネは反対にアポロンのことを忌み嫌い、彼から逃げ回ります。

ついにダフネはアポロンの執拗な求愛から逃れるため、父親である川の神に懇願して月桂樹に変えてもらったとされます。
アポロンは嘆き悲しみ、「せめて自分の聖樹となって欲しい」と頼んだところ、ダフネは枝を揺らして葉をアポロンの頭に落としてくれました。

アポロンは月桂冠として月桂樹をいつも身につけるようになったと言うことです。

《ゲッケイジュはハーブ》

「ローリエ」「ローレル」の名で、ハーブ・香辛料として使われる他、アロマテラピーの精油の原料にもなります。

古代ローマ・ギリシャ神話では太陽神アポロンの霊木とされています。
「月桂冠」は、競技の優勝者に与えられます。


《日本人とゲッケイジュの関わりは?》

この木が一般的になっていったのは、「戦勝の記念樹」としてだったようです。
日露戦争の戦勝記念に、東郷平八郎によって日比谷公園に植樹されたことで、ひろく知られるようになったとされています。

東郷元帥は、この木が「勝利のシンボル」であることを知っていたのでしょうね。
ギリシャ神話にも造詣があったのかも・・・はてさて。


《ゲッケイジュの基本情報》

クスノキ科 常緑高木
原産地 地中海沿岸
高さ 15メートル
花期 4~5月
花色 クリーム色

《アニメに登場! ゲッケイジュの花言葉》

'79年放映のアニメ「花の子ルンルン」第15話「花の街のヒロイン」で(花)「裏切り」が登場。


《ゲッケイジュについて管理人が音声ポッドキャストで解説!》

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