「花」

「花」

文部省唱歌、作曲:滝廉太郎
モチーフ:桜

1900(明治33)年発表。

歌曲集(組曲)「四季」の第1曲目にあたります。
じつは「組曲の中の1曲」なのですね。

1曲目の「花」だけがメジャーとなり、
他の3曲が演奏される機会は滅多にないようです。

(もちろん管理人も聴いたことありません)


この曲、もともとの曲名は「花盛り」だったのですが、

他の曲と語呂を合わせるために「花」だけにされたそうな。


作詞は、武島羽衣(たけしま・はごろも)という方です。


春のうららの隅田川で繰り広げられる、
早稲田大学と慶應大学のボートレース、

「早慶レガッタ」の様子を歌にしたもの。

(・・・すんません、管理人は、
 「渡し船」か何かの情景だと思っておりました・・・)

歌詞はこちら → 「花」歌詞


そして、日本初の「合唱曲」でもあるのです。

主旋律と複旋律が作られていて、
合唱すると、えも言われぬハーモニーを奏でるのですね。

音楽の授業でやったなぁ。

アルトパート、今でも歌えるですよ。


歌詞は3番までありまして、

それぞれフレーズに合わせて、
微妙に異なった伴奏と旋律がつけられています。

日本語の歌詞の響きや美しさを最大限に引き出す音の割付。

故に、歌って無理がない。
それぞれの単語の「アクセント」に忠実に作曲されています。
芸が細かいです。

久々に改めて口ずさんでみて、
「名曲じゃ」としみじみ。

歌うと、明るく暖かい気分になれます。
かなり、オススメ。
では、ご一緒に。


歌詞中の「花」とは、
オールから滴るしずくを、隅田川沿いの桜に喩えたと思われます。

サクラ


「早慶レガッタ」は、4月中旬の開催。

現代の東京では、桜の時期は終わってしまってますが、

この曲の発表当時は(109年前)、
ちょうど春爛漫の花盛り、だったのかもしれませんね。

ああ、温暖化・・・。


お花見シーズン一足先に、桜の花言葉を予習しておきましょう!

桜の花言葉と画像はこちら → 桜の花言葉





「花」関連ページ

「花言葉の唄」
「花言葉の唄」(伏見信子・松平晃)
「花」
文部省唱歌、作曲:滝廉太郎 モチーフ:桜 1900(明治33)年発表。 歌曲集(...
「春咲小紅」
「春咲小紅」(矢野顕子)
フラワー
「フラワー」(KinKi Kids)
冬のひまわり
「冬のひまわり」(松原健之)
「花と小父さん」
「花と小父さん」(伊東きよ子)
「花の首飾り」
「花の首飾り」ザ・タイガース
「ヒマワリ ~Growing Sunflower~」
「ヒマワリ ~Growing Sunflower~」SPEED
「ひまわり」
「ひまわり」(遊助)
「経る時 ~ふるとき~ 」
「経る時 ~ふるとき~ 」(松任谷由実)
「ほおずき」
「ほおずき」(グレープ)
「ひまわり」
「ひまわり」吉田拓郎
「花は咲く」
「花は咲く」(花は咲くプロジェクト)
「花はただ咲く」
「花はただ咲く」(坂本冬美with M2)
「パンプキン・パイとシナモン・ティー」
パンプキンパイとシナモンティー(さだまさし)