関東近県お花見情報

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ＪＲ五日市線「東秋留（ひがしあきる）」駅南口から歩くことおよそ４０分。

「東秋川橋」を渡り、いったん八王子市に入ったところで右折。秋川に沿って西に歩いていく。

河川敷の中にも道があり、周囲はたんぼや畑、所々にかぐわしい花を咲かせた梅林もあった。
グラウンドでは少年野球の試合が行われている。のどかな多摩の風景に心和む。

地図をたよりに歩いていくと、路肩に数台、車が停まっている。どうやらついたようだ。

看板などは特になく、すれ違った「カタクリ見物」らしい人に道を聞く。

川岸にせまる丘（加住丘陵）をのぼっていくと、「秋川グリーンキャンプ場」が見えてきた。
ロッジが何軒か建っているが、現在は閉鎖されている模様。

さらに進むと、ほどなくして看板が立っていた。

遊歩道が整備されており、足もとは悪くない。そのまま道なりに進むと・・・

着きました！雑木林の下草として、一面のカタクリの群生があった。

目の前はゆるい上りこう配になっているので、カタクリの群生を下から見上げる感じ。
丘の北斜面で、日はあまり当たらない場所である。
群生地は柵で囲まれ、きちんと保護されている。

カタクリは枯れ葉の間に緑の葉を広げ、うす紫色の可憐な花がびっしりと咲いていた。
群生地の間をのぼる小道も整備されているので、花を間近に見ることができる。

まさに見頃を迎えているようで、見事な眺め。

深緑色の葉も独特の風合いで、彩りを添えていた。

「秋川の自然に親しむ会」作成の、解説パンフレット「かんさつのしおり」も備えつけられている。

まだあまり知られていない「名所」である。
観光地としての整備はもちろんされていないが、純粋に花を楽しめる場所として、「小さな旅」気分でのんびりと出かけてみたい。

東秋留駅からの道中もまた、味わい深い。ぜひ、電車と徒歩で。
河川敷には桜並木もあり、４月初旬に見頃を迎える。

管理人は群生地向って東側の「東秋川橋」から入ったが、
群生地西側にかかっている「東秋留橋」から入る方が、駅からは若干近道となりそう。
「秋川」駅南口からもアクセスできる。